うつ病に良い精油
東洋医学で「五行の法則」というのを耳にしたことのある方は多いと思います。
全てのものは5つの性質に分類されます。
誰でもかかる可能性のある、「うつ病」の性質も五行の法則に分けて対応を考えてみます。
木の性質のうつ
長期のストレスの積み重ねで気の流れが滞り、心身が緊張してこわばります。
仕事熱心で野心的な人が突然やる気を喪失してしまいます。
ベルガモットがお勧めです。肝の気が乱れるときにベルガモットが穏やかし、神経をなめらかにします。
イライラもする方はカモミールをプラスするのもおススメ。
火の性質のうつ
何かに拒絶されて心が不安定になります。温和で感情的な人に起こるうつで、何に対しても興味も情熱も持てず、気力がない状態。
イランイランはいかがでしょう。すぐに不安に感じやすい人に向いています。
ローズもいかがでしょう。心の陰の気を補い、情緒の安定を取り戻します。傷ついた心にぴったり。
土の性質のうつ
心が疲労し重荷に耐えられず、とうとうバランスを崩してしまった。
気疲れで心の滋養が足りない。
堅実で他人での気遣いもあり、「思慮深い」と人からは高評価される。
しかし本当の自分の心の要求は無視して本当は自分自身が助けを必要としていませんか。
マジョラムスイートはいかがでしょう。古代ローマ人は美の女神ビーナスに献上したといわれるハーブです。結婚式や婚約の時に用いられる慣習がありました。
さらにレモンも合わせても。レモンは心の重荷を下ろす手伝いをしてくれます。
金の性質のうつ
悲しみや恐怖、怒り、そして喪失感。
それを自覚できないほど意識が混沌としていて感情の乱れが起きている。
決して他人が相容れられない状況で心から嘆いています。
深く深く傷ついて癒えることのない傷。
そんな時はクラリセージはいかがでしょうか。
伝統のハーブで霊的な慰めを助けるハーブとして使われます。泥沼にはまってしまい、前進できないような時に良いです。
また新たな一歩を、という時はユーカリも「胸部を開く」ため元気と感覚を取り戻します。
クラリセージも生命力を強化し、気の流れをなめらかにさせます。
水の性質のうつ
無力感、無気力になり コントロール不可能になり、自分の力を疑い絶望感に襲われます。
何も抑圧されていなくても理由もなく傷つきます。抑うつ状態です。
それは子供のころに経験したことが原因です。例えば母や父など家庭環境の影響が心に深い影を落としています。
そんな方は常に自分の「志」を支える精油はいかがでしょう。
ジュニパーベリーです。私がよくデトックス効果があるのでお勧めしている精油なのでご存じのお客様も多いでしょう。否定的な自分にさよならするために適した精油です。ジュニパーベリーは不毛の荒れ地を好む樹木です。低木ですが耐寒性があり、ひとたび実を結ぶとなんと3年間そのままです。
またゼラニウムも合わせると良いです。クラリセージも神経系の消耗に効果的です。
ジンジャーも非常に純粋な性質を持ち「宇宙の薬」という名を持ちます。行動を起こさせるエネルギーを持ちます。
参考文献:「スピリットとアロマテラピー」ガブリエル・モージェイ
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